こんにちは。トミーです。
みなさん「燃え殻」さんという小説家がいることをご存知ですか?
なんでも異色の経歴なんだとか。。
そんな燃え殻さんについて調べてみました。
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燃え殻さんのプロフィール
名前:燃え殻
本名は公開されていません。
「燃え殻」というハンドルネームは元キリンジのシンガーソングライター堀込泰行さんの楽曲『燃え殻』からとったようです。
生年月日:1973年生まれ
同世代の有名人には、新海誠監督、ガクトさん、宮沢りえさんなどがいます。
44歳ということで、結婚していて子どもがいても不思議ではありませんが、
そのようなプライベートな情報は一切見つかりませんでした。
職業:小説家・テレビ美術製作
テレビ美術製作会社で働く傍ら、Twitterでのツイートが自虐的だけど面白いと話題になっています。
燃え殻さんは移動中の暇つぶしで投稿しているそうですが、一般人なのにフォロワーが11万人超え!
「140文字の文学者」とも呼ばれています。
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燃え殻さんのツイートを紹介
『自分の失敗を面白く伝えられる人の言葉にどれだけ救われたか。
頑張れ!俺も頑張る!だから頑張れ!のポジティブのカツアゲでは頑張り切れないほとんどの人にとって
〝こんなダメだがどーにかこーにか今やってるしどーにかなるもんだよ人生!〟
て言ってくれた先輩の言葉にどれだけポジティブになれたか。』
自らの失敗をもプラスに変えよう!人生どうにかなる!と落ち込んでいるときにとても元気づけられる言葉ですね。
『続ける事で見えてくる事が必ずある。
「この先、ずっと同じ毎日が続くかと思うと」と言ってだいぶ前に辞めた同期は続ける前に〝この先、
ずっと同じだ〟と切り捨てたけどそれはやっぱり違ってた。
彼が言った同じ毎日の先に来てみてそう思う。
米はどれも味一緒だ!てぐらいそれはちゃんと噛んで生きてない』
毎日同じ繰り返しだと、日々の生活をつまらないと感じている人に見てほしい言葉です。
毎日毎日を噛みしめて生活していれば見えてくる事が必ずあるのだと気づかせてくれますね。
『夢は叶うか?と大学生に問われた夜にその質問は『ナポリタンは作れるか?』に似ている
と答えたのは手順を踏めば必ず近いものが出来ると伝えたかったからなんだけども、
大切な事を言い忘れた。そのナポリタンを誰と一緒に食べるかでそれが失敗ナポリタンでも人生は結構楽しいよ実際って話を言い忘れた。』
大切なことは夢が叶うかどうかではなく、誰と一緒にやるか。
失敗しても一緒にいてくれる人によって楽しいと思える。深い言葉ですね。
燃え殻さんのフォロワーが増えだしたのは東日本大震災の頃だといいます。
TLに震災に関するいろいろな情報が24時間流れていて、ハラハラしている空気が充満していました。
燃え殻さんもハラハラして眠れなかったそうです。
そんな時にFishmansの『ナイト クルージング』の動画を貼って「今夜眠れない人に」という投稿をしたことから、
燃え殻さんと同じように眠れない人とつながったようです。
それ以降意識していろいろな人たちと交流するようになったといいます。
「Twitterは居酒屋みたいなノリで自分を吐露できるメディア」
以前インターネットはもっとレジスタンスっぽかった。
燃え殻さんが最初にインターネットに触れたころは半信半疑なこと、誰かの批判
そんなものがガス抜きみたいなものとして存在していたそうです。
しかし、今はすごく健全なものを求められているような気がするといいます。
「居酒屋で一杯飲んで、ネガティブなことも言うじゃないですか。そういうノリで、
自分の吐露みたいなものができるメディアっていいな」と思っていたと語ります。
燃え殻さんの小説について
ウェブサイト「cakes」で掲載された小説「ボクたちはみんな大人になれなかった」が話題になり、新潮社から書籍化することが決まりました。
小説を書こうと思ったきっかけは、樋口毅宏さんに勧められたことだそうです。樋口さんがcakesの編集の方と繋いでくれたことから連載が決まりました。
担当の方は燃え殻さんのことを知らない人で、燃え殻さん自身も書くべきことも変わったことも人生になく、「何かないの?」というやりとりをずっとしていたんだとか。
「誰かと付き合ったでしょ」「でも不細工だったんですよ、その人にフラれたんです」そんなやりとりから
「その話、聞かせてください」と『ボクたちはみんな大人になれなかった』を書き始めました。
“誰もが羨むようなことはないかもしれないけど、俺の人生を支えてくれたもの”。
大好きだった大槻ケンヂさん、中島らもさんがそんな光の当て方をした作品を作っていたので、そういうことならやってみたいと思ったそうです。
「cakes」に小説を連載して嬉しかったことについて
「自分のなかに澱のように溜まって隠したいと思っていたものを出せたこと。自分が隠したかった部分、
気持ちを書いたら「それ価値がある」と言われた気がした」と語っています。
普段は小説をあまり読まないという燃え殻さん。
「語彙力はない。読みやすいのはたぶん、みんなが知っている言葉を使っているからだと思う」
美しい言い回しで圧倒したいとは思っていなく、ただ共有したいと思っているそうです。
みんなが知っている言葉だけで、ちゃんと人の心は動くといいます。
「あのころの恋人より、好きな人に会えましたか?」
「ボクたちはみんな大人になれなかった」あらすじ
17年前、渋谷。大好きだった彼女は別れ際、「今度、CD持ってくるね」と言った。
それがボクたちの最終回になった。
17年後、満員電車。43歳になったボクは、人波に飲まれて、知らないうちにFacebookの「友達申請」を送信していしまっていた。
あの最愛の彼女に。
とっくに大人になった今になって、夢もない、金もない、手に職もない、二度と戻りたくなかったはずの“あの頃”がなぜか最強に輝いて見える。
ただ「自分より好きになってしまった人」がいただけなのに…
大人泣きする人が続出した異色のラブストーリーです。

●泣いちゃった。小沢一敬さん(スピードワゴン)
●「さよなら小沢健二」と言えないまま大人になった僕たちは、あの頃のことを「何もなかった」と思いたくなくて今日も生きている。樋口毅宏さん(作家)
この小説はAmazonの「文学・評論」カテゴリで1位になり入荷待ち。
1週間も経たないうちに初版の3倍という大増版が決まりました。
7万部以上も売れているようです。
一般的な新人作家の初版部数は5000部~7000部程。
Twitterで人気の「140字の文学者」とはいえ、燃え殻さんはマスメディアに露出していない一般人です。
そんな方がいきなり売れるのは奇跡的なようです。
主人公の経験してきたことは「よくあること」ではなく、さらに10代、20代の読者からすると当時の感覚は理解しにくいものです。
ではなぜこの小説が売れるのでしょうか?
その理由は「読んだら自分のことを語りたくなる」という不思議な性質を持った作品だから。
この小説の魅力は、燃え殻さんの文章力・表現力から物語に引き込まれ、
まるで小説の主人公が自分に乗り移ったかのような錯覚に陥ってしまうことです。
日常の陰鬱が好きな人におすすめな作品。
誰にでも起こりうる恋愛や、若いときの悩み、人間関係、社会からの逸脱した自意識過剰など。
ただの日常で、その日常のフェードバック。
だからこそ多くの人から指示され、この小説に入り込み、“大人泣き”する人が続出しているのだと思います。
読者の声は?
「読んでから、生きてきた方法、処世術、性格、コミュニケーション…
まとまりがないけど、そのあたりのことを全部考えてしまっている。人生を考えさせる本です。」
「思い出すと苦しいけれど、決して忘れたくない日々。
選ばなかった、選ぶことが出来なかった人生。そのすべてを、この物語が受け止めてくれた」
こうして感想を見るとやはり自分のこれまでの経験と重ねるところも多きがします。
人それぞれにそれぞれの恋のドラマがありますからね。
燃え殻さんはこれからもテレビスタッフとのwワークでお仕事されるのか、今後の活動に注目ですね。
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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